2009年9月14日月曜日

小児の治療方針

子どもはよく熱が出ることから、インフルエンザによる発熱か別の疾患によるものかという鑑別診断も重要になります。

新型インフルエンザの場合、最近、発熱から短時間での容態悪化といった症例がみられたり、インフルエンザ脳症などが心配されるため、小児科学会は頻繁に治療方針等を発表しています。

○小児科学会がインフル対策室設置へ
 http://sankei.jp.msn.com/life/body/090913/bdy0909132012000-n1.htm

 日本小児科学会は13日、新型インフルエンザに迅速に対応するための対策室を近く開設することを決めた。子供が新型インフルに感染した場合、起こしやすいとされる脳症、重症肺炎の診断や治療法を会員に周知するほか、重症や死亡例の報告を求めて今後の対策に役立てる。
 また、新型では発熱してから6~12時間の短時間で呼吸不全にいたる症例の報告が相次いでおり、こうした症例も会員に周知する。ただ、治療に必要な人工呼吸器や小児科用の集中治療室が全国的に不足しているため、同学会の理事で防衛医大小児科の野々山恵章(しげあき)教授は「今のままの状態では重症肺炎などに対応できないと危惧している」と話し、今後、国などに支援を要望する方針。
 一方、タミフルなどの治療薬については、年齢に関係なくすべての入院患者に投与▽1~5歳には全員に投与▽1歳未満についても医師の判断で慎重に投与-といった国立成育医療センターの方針を周知する。

▼ 日本小児科学会

 http://www.jpeds.or.jp/

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