更新日:2011年4月18日
区は、東日本大震災で被災した宮城県亘理郡亘理町(わたりちょう)に、避難所運営などを支援する職員を2か月程度を想定して派遣します。
4月12日から、町内の避難所5か所に3名ずつ、それを統括する現地本部に3名、計18名の職員が入り、1週間にわたって活動しました。4月18日には、介護保険認定調査従事者2名を加えた第2陣20名が入り、第1陣から引継いで支援活動を行います。
宮城県亘理郡亘理町
宮城県南部の海岸沿いに位置しており、今回の地震と津波により甚大な被害を受けました。死傷者や行方不明者が多数出ています。町役場も被災しており、役場前にプレハブを建て災害対策本部を設置しています。
面積
73.21平方キロメートル
世帯と人口
11,442世帯、35,585人(平成23年2月28日現在)
被災状況
死者238人、行方不明者52人(平成23年4月5日現在)
約3,000世帯、9,200人が被災
がれき量127万トン
津波被害により壊れた建物
住宅地に横たわる漁船 支援内容
亘理町内5か所の避難所の運営を支援します
これまで避難所運営に当たっていた亘理町職員が復興に向けた行政業務に専念できるよう、避難所での避難者対応を練馬区職員が支援します。
介護保険認定調査を行ないます
亘理町近隣の自治体に避難されている高齢者等の介護保険認定調査を行い、適切なサービスが受けられるよう支援します。
物資提供
亘理町に到着した物資
亘理町内5か所の避難所へ配られます 4月13日に、町から要請のあった物資として下着(男女各1,000組)と日用品を送りました。
派遣期間
4月12日から2か月程度を想定
※まずは4月12日から5月7日の1か月の派遣を実施。
派遣人数
1か月間で延べ578人
(おおむね20人ずつ4回に分けて派遣。引継ぎを含め、7日間から8日間)
派遣の経緯
発令を受ける職員 練馬区では、実際に被災地ではどんな支援が必要とされているのか、区ができる支援は何かを探るため、平成23年3月30日から4月1日まで、職員を宮城県庁や宮城県社会福祉協議会に派遣しました。
支援が不足しているとの情報があった県沿岸部南部の自治体に支援を申し出たところ、亘理町から人的支援の要請を受けたため、今回の職員派遣に至りました。
4月8日には、4月12日に出発する第一次派遣隊の職員に対し発令を行ないました。
亘理町の「あおぞら日記」
亘理町ホームページ内の「あおぞら日記」で練馬区の支援活動が紹介されています。