台風18号は、8日明け方から昼前にかけて東海地方に最接近する可能性が高まった。名古屋地方気象台は7日午前、愛知県庁で説明会を開き「1959年の伊勢湾台風とほぼ同じコースで東海地方にとって最悪のコースとなる恐れが高まった」と指摘。風についても「過去10年で最大になる恐れがある」と7日中に対策を済ませるよう呼び掛けた。
********
残念ながら半端なく規模が大きく、直撃になりそうですね。地域によっては、年間雨量の半分(600ミリ+300ミリ等)ほどが降るのではと予想されています。
とはいえ、突然の集中豪雨ではなく台風ということで予測が可能ですから、早め早めの行動を心がけてください。
<危険回避のための避難>
- 土砂災害の可能性がある家では、台風が来る前に安全な場所に避難を。
- 河川が決壊する危険性のある場所に家がある場合には、台風が来る前に安全な場所に避難を。(一戸建てでも流される場合があります)
- 水(雨水が50ミリ/時間を超えると一時的に流れていかなくなったり川や水路から水が溢れる)による水害が心配される場合には、2階がある場合には2階、あるいはそれ以上の高台に移動するといった避難方法もご検討ください。
- 夜間・道路冠水後・台風ピーク時の避難は、非常に危険です。避難が必要な場合には、できるだけそうした状態になる前に避難を済ませましょう(避難所までの行程や、田畑を見に行って被害に合うことが多くみられます)。
- 冠水時、どうしても外に出る場合には、マンホールがはずれているといったことが考えられますので、傘などで足元を確認しながら、ゆっくり進みましょう。なお、靴は長靴ではなく短靴にしましょう。ちなみに、子どもは30センチの深さでも、歩くのが困難です。大人でも、水がひざ上にまでくるとなんとか歩けるものの、思わずバランスを崩したり危ない場合があるので注意が必要です(風や流れがあれば、ここまでの水深でなくても危険です)。
- 何が何でも避難所へ、ということはありません。避難経路が低地になっていたり、川が溢れていることがありますのでその場合には、近くの頑丈な建物の高い階に避難するといったこともお考えください。
- 残念ながら、市区町村から避難勧告や指示が適切に出るとは限りません。避難勧告を出すタイミングというのはとても難しく、矢継ぎ早に情報が入ってきて、対応できない場合もあります(もちろん精一杯ご努力なさっていると承知しておりますが…)。基本は、浸水・土砂災害の危険がある地域では、避難勧告が出なくても、自主避難が求められます。
また、急な河川の増水があったり、地元ならではの土砂災害の前兆を感知するといったことも考えられるので、情報に頼りすぎないようにしておくことも重要です。
- 風が弱くなっていても、雨が降っていたら川が氾濫する危険があります。
- 雨がやんでも、土砂災害の危険があります。
- 都市部の浸水が心配される地域では、できるだけ地下を避けるようにしましょう。
- 自家用車は、ガード下などの水溜りに入り死者が出る例も目立ちます。マフラーから浸水したらエンジンが切れパワーウインドウも開かなくなります。窓ガラスを割る道具を車に積んでおいたり、できるだけ車での移動は避けたほうがよいでしょう。
- 地下室は、30センチの深さでドアが開かなくなります。
- 浸水が考えられるようであれば、予め土のうの準備、飛ぶ可能性があるものを固定する、雨水ますに枯れ葉がたまっていないか等、確認しておきましょう。
0 件のコメント:
コメントを投稿